時航船

気まぐれに思った事を、時系列も気ままに書いてみる。

脳梗塞の経緯3

夜中に何度も目が覚めた。

また手が動かない。

足も動きが鈍い。

何度も手足を動かした。

お医者さん曰く、

「症状がどこで安定するかはわかりませんが、今より進行する場合もあります。」

えぇっ ? !まじですか?

進行したらやだなあと思いつつも、疲れてとうとう眠ってしまった。

 

目が覚めた。

体は動かない。

左半身が麻痺してる。そんな状態。

動かせないけど、触覚はある。

これは右脳運動野がやられたかな?なんて専門でも何でも無いクセに、過去に読んだ脳地図の知識で考える。

小学校5年の時に、じいちゃんの蔵書から読んだ「人間の心理学」という本にあったのだ。つまり、数十年前の知識である。

知識は、劣化する。当時の最新は、新たな知見で書き換えられている可能性もある。でも、こんな知識はあってもなくても現状にさしたる変化は及ぼさないので、自分の認識に使うのにとどめる分には、問題は無い。

上の子が連絡をくれた。彼は丸亀製麺で働いている。かなりブラックらしい。バイトが正社員のように働かされている。

僕も言えた義理では無い。かなりブラックな職場にいた。

やめて良かったです。

と、笑顔でいい切れるぐらいにはブラックだった。

 

きちんと喋れない。

声がうまく出せなくてかすれる。

リハビリの人が、左側を何回かマッサージもしてくれた。気持ちいい。

これ毎日だったら天国なのになって思った。

左手の感覚は、夜に点滴が始まったら元に戻った。

あ、動く。麻痺していた半身は、オザグレルナトリウムの点滴であっという間に良くなった。声も普通に出せる。

でも全身管でベッドに縫い付けられてる僕は、起き上がれない。

手と足を交互に上に挙げて、右との違いを確かめる。

良かったー。そう思って眠りについた。

 

夕方3時か4時。

ふっと目が覚めて、昼に寝てたのに気づく。安心したら寝ちゃったんだっけ?

手を動かそうとして、またおかしいのに気づく。

はれ?

また動かせない。声も出しにくくなっちゃってるよ。

上に目をやると、もう点滴がなくなってる。何回か点滴を交換して、このオザグレルってやつが入ると劇的に改善するとわかった。

そして切れるとすぐに悪くなる。切れるたびに症状が悪化していく気がして怖くなる。

僕は携帯で薬について調べた。

へえ。日本以外では使われていない時代遅れな薬なんだ。

日本って、こういうとこあるよね。変な場所でガラパゴスだったり。他の国から一周遅れてクソシステムを導入したり。マイナンバーとか、水道法とかね。

でも僕には劇的に効いてるから一概に言い切ることもないのでは?

・・・これは2週間しかつかえない薬なのか。

それまでに治るといいな。

朝と夜にオザグレルが入る。その時だけ調子がいい。

調子が劇的に崩れるのは夜。それも10時から11時。この時に何かスイッチでも入ったみたいに急に具合が悪くなる。喘息もでる。

スイッチ。

この時間のスイッチといえば、交感神経だな。まさか副交感神経と連動してる?

そういえば、最初の麻痺も喘息が出てた。

喘息と一緒に、麻痺するって何だ?聞いたことないぞそんな症状。

 

・・僕は夜中に携帯で調べまくった。半身は麻痺したまま。

そういえば、喘息はともかく、脳梗塞を起こす降圧剤があったな?

確かアーチスト。僕の持ってるフルートと同じ名前。生意気にも総銀製なんか買ってしまった。でも、この薬は確か、最初の医者と相談した時、副作用に脳梗塞てのがあってやめたやつだ。

医者を変えて、薬も変わって、名前がカルベジロールとかいうのに変わっていたからわからなかった。

今思うと、一番患者に寄り添ってたな、大久保病院のあの医者が。

羽生病院の医者は、医者同士で仲の悪いのはいるし、看護婦との連携は悪いし、薬の副作用は認めないしで、もう困った困った。

同室の別の患者さんもかなり愚痴ってた。ここは酷いと。

僕の感想も近い。ワースト1は中田病院だけどね。

まあ、長年思うようにいかない病気と付き合ってれば、医者がクソに見えてくるのは仕方がない。でも、ここはまだ出来たばかりで最適化されてないだけかもしれない。

 

そう思って、とりま薬剤の話を伝えようとする。なかなか伝わらない。

何度も酸素が外れて、直される。いやこれいらないから。

何度説明してもわからない。

医者が来た時に話したら、外してる間に酸素が低下しても知らないよ。と言われてしまった。ゔ、そう言われると抵抗できない。

でもでも。念のためですぐ外れるようなこと言ってたはずじゃん。

出てるのも1で最低ラインだし。

で、ふっと元栓を見ると、外れてる。

何?

最初から外れてるってことは、ただ管だけつけてたってこと?

酸素は出てなくって、注意されてた自分がバカみたいだ。

で、その話も含めて看護婦さんに話すと、医者じゃないと判断できないから待っててと言われた。なんか縦社会だなぁ。

で。お昼ご飯中に、目の前の患者さんがもめてる。トイレが出ない。利尿剤が効かないと。で、オムツして、利尿剤点滴で入れて、しばらく様子見ましょうねなんて行ってしまった。そしたらしばらくして、ナースコール押してる。おばあさんがトイレ行きたいって訴えたら、看護婦さんが、

「オムツしてるから、そのまましていいよ。」

「でもたくさん出るから。」

「いいからしてね。」

しばらくして、4人部屋全体に凄まじい尿臭が。

そりゃそうだろ。何日も出てなかったんだし。ここで飯を食えと?

どうやらオムツでは受け止めきれず、ベッドまでいってしまったらしい。

これはおばあさん、患者さんの言ってたことが正しかったな。

ホテルのように綺麗な建物。内装もホテル並み。でも、ホスピタリティは残念だった。

 

で、酸素の管はいらないって。そうだろうよ。

なんでも別の患者さんと間違えてたらしい。救急対応の医師だからって、えーそれでいいの?

オザグレルってこれ、増やせないんですか?って聞いたら、1日2回までと。やっぱダメか。説明書通りに使うよな、そうだよな。

 

なんか看護婦の上に医師がいて、そのに上に製薬会社がいるような構図が見えた。

薬屋が一番偉いのか。さすが。すげえな731部隊。本当かどうか知らんけど。

 

 で、飲んでた降圧剤はカルベジロール。

アーチストと同じ薬で名前だけ違うの。なんで同じ薬で名前全然違うん?

アンジオテンシン変換酵素阻害薬のアルファ・ベータブロッカー。

つまり、脳梗塞を起こす可能性がある薬ってこと。

喘息も起こすと書いてある。勿論この情報は患者がもらう薬剤情報には載ってない。ネットで薬剤名を検索して出てくる情報だ。

この情報でピンときた。

これは副作用だ、と。

だから、喘息と一緒に症状が出た。

わかるわけないじゃんか。

朝飲んだ薬の副作用で夜喘息になるなんてさ。

だから夜になると麻痺のスイッチも入るのか。

 

なので、飲んでる薬からカルベジロールを止めてもらった。喘息が出ます言って。

でも、まだ麻痺が出たのだ。

なんだよ。これが原因じゃなかったのか?両方の可能性を、再び洗い出してみる。

そうしながらも、水を大量に飲めば、麻痺も起きにくいということがわかってきた。

どうにか歩けるようにはなる。

喋れないのと、手がぎこちない。

しかし、水を大量摂取するというのは、ちときつい。なんかないか。

けど、ここで疑問が出る。

 

カルベジロール。

このカルシウムを添加した野菜ロールケーキみたいな、生協あたりで売ってそうな、いけてない商品名のような薬。

こいつの代謝は12時間だ。

 つまり、1日抜けば、薬効も副作用も治るはずなのだ。

もう一度、クスリの項目を仔細にネットで調べてる。

酸化ナノチタン。

添加物にそう書いてあった。

何だと。

 

金属の中には、血液脳関門をすり抜け、脳内に溜まって悪さをする物質があることをご存知だろうか?

重金属や軽金属、アルコールや麻薬の一種など、ろくなもんじゃない。

ガバガバじゃんかよ、脳関門。

 

で、アルミや有機水銀のように、チタンが脳にたまる可能性を調べた。

チタンは安全性が高いとされている物質だ。そのような可能性は低いとも考えられた。

すると、ナノチタンが人間の脳に入り引っかかるという記事がある。NASAの記事だ。

な、ナンダッテー。

今の自分の状況を推察するに、薬の中のナノチタン?が、脳内で引っかかって、副交感神経のスイッチで連動して麻痺が起こると。

 そう推測はできないか。

チタンは金属だ。一応ダメ元で、キレーションをしてみようと考える。

 キレーション。

血管内に大量のビタミンを流し、体内の重金属などを流してしまうこと。有害なものも有用なものも。

キッシンジャーとか偉い人たちが、アメリカで核施設を視察した時に、体内の放射性物質を流すために受けていたやつ。

それか、ある程度の量カフェインを摂り、わざと副交感神経を乱し、スイッチをダメにすること。

 

この二つの手法が、考えついた。

どちらにしよう?

そもそもカフェインはともかく、どうやってキレーションしよう?

まともな病院ではやっていないことも知ってる。

どういうわけか、日本では医者がやってない。

美容とかオカルト疑似科学の怪しいクリニックとかぐらいだ。

 

とりあえず、歩いて自販機までたどり着き、コーヒーを買う。なるべく強いやつな。

そして、他には・・・!な、あるじゃないか!!最強のブツが!!!

その名も、キレートレモン!!!!

しかも、カフェイン入り!

なんだこれ一本でいいじゃんかよー。まずはカフェインで試してみよう。

ビタミンCは、どこかで手に入れば、なんて考えは吹っ飛んだ。

どちらかずつ試すのが、正しい実験なのはわかっている。が、そんな余裕は僕にはなかった。これが効くかどうかの実験になっちゃうな。まあいいや、飲んでみよう。

とりあえず二本、飲んでみた。

その日の夜。

麻痺は起こらなかった。

少してがしびれて、ろれつがおかしくなったけど、連日の半身動かなくなる恐怖は、夜の10時を過ぎても訪れない。カフェインで交感神経が狂ってるのかもしれないけど、12時まで待っても大丈夫だ。とりあえず、寝れる。

 

目が覚めた。朝だ。

麻痺は進行してない !

やった。

可能性はどれだろう?

1. ビタミンC

2. カフェイン

3. 何もしなくても今日治るはずだった。

4. 複合作用

 

うーん。3だったら、かなり残念だ。でも、検証できないからなぁ。

とりあえず、コーヒーだけで今夜は試す。

 

 

 熱が出た。

原因は不明。

風邪でもない。ただ寒気がして体が辛い。

好転反応とかいう都市伝説かもしれない。

体にあった重金属の毒素なんかを、ビタミンCが流してはき出すと、排泄係の腎臓や肝臓の負担が上がって熱が出るとかいうVC信者の話。信じたくない。論拠が薄いと思っていたが、まさかそういうこと?

麻痺は進行してない。

ようやくホッとして朝の缶コーヒーなんてキメたせいか?

甘かったしな、アレ。

あと前ほどではないけど、不定期でなんか調子が悪い。

特にクエン酸

これ摂取した後が悪くなる。

?

意味不明だ。

まあ、何か僕の知識の外のことが起きたんだろう。クエン酸は調子悪くて、アスコルビン酸はおけ?どういうことじゃん?

酢酸はどうだろう? さすがに自販機はそこまで充実してない。

ここで問題発生! 

自販機のキレートレモンが売り切れ、だと?!

もはや医者の出す薬よりも信頼してる(ww)ジュースがなくなって不安になる。

VCは、オザグレル並みに効くんだもん。

以前ほどではないが1日抜くと、やっぱり調子が悪い。これ気のせいではなく本当に手が動かないからわかりやすい。しかし、本当に脳からは減少できたのか、夜中の麻痺は軽快したままだ。そんなにひどくはならない。

ごめんよキレーションて、本当に効果あったんだねぇ。半信半疑だったよいままで。

しかし困ったね、売り切れとは。看護婦さんに相談したけど、いつ入るかはわからないか。

いやまじで他に自販機ねぇの?・・・他の患者さんが休憩室で家族と話してる。「・・・下のコンビニでさぁ・・買ってきてよ。」

何?!下にコンビニがある?!そういえばあったな忘れてた俺のバカ!!

しかし、行けるだろうか?・・・聞いてみたらあっさり許可が取れた。なんでも聞いてみるものですね。嫌だね年取ると図々しくなっちゃって。

下のコンビニに降りる許可とって、キレートレモン2種と黒酢ドリンクなるものを購入。

看護婦さんに

「勝手に食べ物買ったらだめよー。」と言われる。

首肯いとく。

チッ、バレたか。

もっとも、それは考えただけ。食欲は本当に何故か、わかない。

脳のその部分が壊れたのだろうか?

空腹は感じるけど、食欲に繋がらない。痛くなるような胃の空腹感は、ない。

原因は今回の病気のせいか、薬のアスピリンのせいか。どっちだ?

退屈で悪さしたいという甘美な誘惑ぐらいしかないから、看護婦さんに隠れて飲み食いするなんていう不埒な悪行は実行には至らない。

食べても気づかれないだろうな、ここの管理なら。

何となれば家に帰ることもできそうだ。他の患者が通った時に、なんども通ってるし。全然怪しまれないお。

 

黒酢入り。酢だけとかなかった。まあ、ないよな。うん、期待はしてなかったからいいや。

乳酸とかどうだろう?

カルピスまで手を出す気にはなれなかったから、黒酢と上で売り切れてたキレートレモンを購入して部屋に戻った。

 

いろいろ試して、黒酢は微妙。やっぱりキレートレモンの最初のやつがいいかと思ってまた試したけど、一度流したものはもう流れてるのか、大した変化はない。

そなるとこの麻痺は、脳神経のニューロンが結構死滅したせいで起こってるのかな?

じゃあ後は、リハビリだけだねうん。

確かVCは血管壁も丈夫にするらしいから、時々飲んでおこう。まあ、悪いものではないからな。あぁ、とうとう僕もVC信者かよ。ヤダヤダ。いや、これは信じて頼ってるのではなく、便利かもしれないから使ってるだけだ。決して盲信してなどいない。きっとまだ大丈夫・・・。

酵素と摂取するといいらしい。VCを錠で飲んでも吸収されにくいと記述がある。ばかばかしいような気もするけど、ネットで栄養士かなんかが、りんごでとった方が吸収がいいからと、天然VCをお勧めしてる。その実験、追試験した?VCの人口も天然の微生物かなんかに作らせてるんじゃなかったっけ?

りんごでとった方が酵素があって、吸収が違うってのはなんか説得力が薄い気がする。

同じ健康サイトで、酵素は摂取しても意味がないと、胃液で壊れるから関係ないって書いてある。どっちなんだ。統一しろよライター。だからネットの知識は今ひとつ胡散臭さが出るんだよ。しょうがない。可能性を探る。

もしかしたら、りんごの別の要素がVC吸収にコミットしてるのかもしれない。知らないけど。そう。どうせ僕はわかんない。ちょっと知識を得たぐらいで、なんでも知ってるつもりになるのが一番いけない。常に事実に謙虚でなければ。

 

つまり、こうすればいいんじゃね?

りんごを食べる時、一緒に錠剤も飲む。錠剤の基材が悪影響で阻害しない限りは、これで錠剤のVCも吸収が良くなるのではないか?俺って天才。

小麦粉を少量摂取して、腸管に穴を開けとけば体内に直接VCが流れ込んでさらに効果が上がるかも?あ、そん時はりんごは無しで。

 

アレルギー持ちは多分知識として持ってるだろうが、小麦は腸管に微細な穴を開け、そこから体内に食物のタンパク質が侵入してアレルゲンになり、劇症化を起こす。

だから、きっとVCだって同じ原理で体内に入れるはずだ。

他のアレルゲンたんぱく質を過剰摂取しないよう気をつけてやれば大丈夫、なはず。

VCはアレルギーを鎮める作用もあることだし、期待する。

どちらにしても、入院中は試せないな。

 

それと別口で、脳細胞が増やせるって前にテレビでみのもんたが言ってたのを思い出す。僕としてはちょびっとでも増えて欲しいところ。成人後は1日に何万個も死んでくって言ってたしな。僕の乏しい脳神経シナプスを少しでも増やしていければ、バカが減るかもしれないし。ま、脳って、ニューロンシナプスが密になってることが重要で、あまり新規雇用を増やしても意味は薄い気がするけど。大脳新皮質が1ミリしかない天才もいたし。でもまあ下地にはなるだろう。

 

退院後、脳神経 増えるで検索してみると、外国の人が結構そういった報告をしてることがわかった。TEDなんかがわかりやすい。

 

 と、いうわけで、入院した僕はこれまでの知識とネットを総動員したのさ。

いやぁ、忙しい入院だった。

 

できなくなったこと。

マジック。これは入院中に練習してまたできるようになった。80%位回復。

ピアノ。左が力入んない。

フルート。左手が動かないのと、アンブシュアが作れない。息が続かない。

イラスト。お菓子食ったのは左手なのに、なぜか右でもよく描けなくなった。

大きな声を出す。ももとコミュ症なのに、しゃべれなくなってなおさら。

きちんと音をとって歌う。もともと音痴なのにひどくなった。

ハリのある声で話す。パンダのたからもの。

 ジャンプ。飛べない。

スキップ。こけそうになる。40すぎて何がスキップだよなんて言わない。

 

 

結論。

羽生病院より、久喜総合病院の方がリハビリも術式も充実してた。

脳梗塞で倒れたら、行くべきなのは久喜総合病院。リハビリも充実してる。

羽生病院は、歩くまでしかリハしてくんないけど、日常の動作でカバーしてくれる久喜は年寄りがポンコツにならないからいいと思う。歩けるだけじゃダメよ、絶対。

驚いたのは、リハの人が羽生で、ジャンプできないんですって言ったら、生活でしないからいいでしょみたいに言ったこと。とっさの動きができないってことよ?それってかなり危ないでしょ。 

 

 以上、脳梗塞になった時のお話でした。

反省。

医者はむやみに変えない方が良かったかもしんない。

最初の医者が一番良かった。薬変えなかったら脳梗塞にならなかったかも?

でも、変えなきゃわかんないしなー。

患者の話聞かない医者はダメ。

 

 

 

 

脳梗塞の経緯2

朝、起きたら、起きれなかった。

左手がよく動かせない。左足もおかしい。

自分の右手で左手を持ち上げる。変な感覚。触ってる感覚、触られてる感覚はある。

なのに動かせない。まるで荷物のように。

筋が突っ張ってるのかと思い、伸ばしてみる。

そこで下の子が降りてきて、開口一番、

「面白いカッコしてるね。」

揉んでもらっても一向に良くならない。

これは、あれだな。やばいやつかもしんないな。

意識があるうちに救急車を呼んだ方が良いかも知んない。

で、電話の前に座って立てない自分。

「大丈夫?」

さすがに心配そう。ちなみに上の子はまだ寝てる。

「だいじょばない」

そう言って電話を取ってもらい、119だけ押してもらって受話器はこちらに。このヒッキーめ。

救急車に昨日の経緯まで伝えたところで喋りにくい。黙ってしまったこちらを気遣って、電話の人が、すぐに向かわせますから。と、住所もロクに説明せず、番地だけで来てくれるそうだ。

グーグルか。

でもあれで映る自宅はうちじゃないんだよな。なんて思いながら、入院に保険証など準備・・。無理。

なんとか財布と保険証を持って、鞄に詰め歩く。なんとかまだ歩ける。っていうか、これくらいしっかり歩けてれば大丈夫かも?ちょっと見てもらってすぐ帰れば大丈夫かな?

まだここでも僕は少し楽観してた。病院行けば、症状は良くなると思ってたから。

お医者さんが、なんとかしてくれるだろ。

よくわからないけど、多分。

上の子を階段の下から大声で呼ぶ。

「◉✖️⭐︎□♢♣️ー!!」

ちゃんと発音できない。でもとりあえず叫ぶ。

下の子に、上の子に経緯を説明してもらうことにして、僕は救急車へ。

しばらくして、血圧やら心電図、酸素計などを指に挟まれた。

昨日は上の子を夜遅くまで使ってしまったから、今日は寝てて使えない。

下の子は、仕方がないから同乗してくれるそうだ。大丈夫だろうか?

彼は、家から出ない人だ。

昨日の病院に行った経緯を話し、救急隊の人にそこが主治医ですか?と、聞かれる。

実は、紆余曲折があって、最近病院を変えたのだ。

会社の人から、加須にはいい病院がないから、羽生の方がいいよって。

僕は、羽生病院にお願いします、と言って、救急車は発車した。

下の子は乙女座のA型。面倒くさい事をチマチマ時にする細かい男だ。そのくせ、そんなのいいじゃんって無理に引っ張ると、後で脇について数時間文句を言われるのだ。

グチグチぐちぐちと。

僕はこの人のこう、腐った沼に足突っ込んじゃったみたいな感じが苦手だ。

めっちゃ相性が悪い。彼は僕の場当たり的な無計画に辟易してる。

 気まずい。後で何を言われるか。

「いいの?」

「仕方ないよ」

そんな会話をしながら、下の子はどうやって帰るのかな?なんて思ってた。

病院に着いたら、昨日西山救急病院にかかったなら、そっちからデータ送ってもらって、などとやっていた。どうやら登録がない僕は、データの共有ができないらしい。

とねっと入ってないぞ。よくわかんないからそのままだアレ。

で、西山に連絡がつかないからこっちでもCTとるんだと。

昨日と同じコースを一通りやって、今度は異常が出たらしい。

脳梗塞

どうすんのかな?どうなるのかな?

手と足は左半分が動いたり動かなくなったり。症状を繰り返した。

今日はこのまま入院です。と言われ、下の子は帰ることに。

だいぶ不安そう。昼間外に出るような人間ではないのだ。彼は。

以前、不登校の時に、なんで昼にこんなところを歩いてるのかと大人に質問され、それが怖かったらしく、彼は大きくなっても出歩かなくなってしまった。彼に昼、外でエンカウントすることは稀だ。

レア度はまさにブルーアイズ級。見た目はオーガーだけどね。

電車なんてほとんど乗れない。N校にスクーリングするぐらいだ。それだって最初は僕が付き合った。その後も蓮田まで送り迎えした。その彼が、隣町まで来てしまったのだ。

まず、近くに電車があるかも知らない。最悪タクシーで帰ってもらおう。しかし、彼はコミュ症だ。見知らぬ人と会話などできない。

手塩にかけた子供達はとんだ役立たずだが、心は優しい。

しばらく一緒にいてくれた。

夕方近くなって、僕が帰れるか聞くと、

「まあなんとかなるでしょ」

と、不安そうに頷いて帰って行った。

症状は安定して動かない。ノダルボンと、オザグレルナトリウムを点滴してもらう。

エダノンみたいな名前。もう一本、ちっちゃい点滴が注射器で入る。

「こっちは?」

血栓を溶かす薬です。」

ふーん。

こっちの薬は、管が元から抜けて、何度も血が逆流して厄介だった。血栓を溶かす薬とか言うわりに、僕の逆流した血が螺旋状に中で固まってしまって何度か管ごと交換するハメになった。

酸素は97%。念のため酸素入れときましょうね。と、酸素の管も。

導尿しますね。と言って個人的な場所まで脱がされて、毛をハサミでちょん切られた。ぐすん。子供を産んだ時も色々縫われたりしたけどさ。精神的にきつい。管が体にたくさん付けられた状態。なんだこれ。まるで重病患者だよ。

しばらくして、手が動くようになった。うん。無症状。これならすぐに帰れるかも。

 

僕の見通しは甘かった。

 

 

 

 

 

 

NHK解約のやり方。

突然だけど、NHKって、ネットで人気ないんだねー。

僕の子供の頃は、家のテレビ(ブラウン管!)が、つける度に1chになる変な仕様だったから、そのままぼーっとついてるのを漠然と見てた。

好きも嫌いもないって感じで。

今僕は旦那さんも亡くなっちゃって、反対する人もいなくなったから、NHK解約した。

あの勝又ってヤツが気に入らなかったからね。いい機会だ。

 

元々あまり見なかったけどさ。

旦那さんがテレビ独占してて、子供番組もほとんど見なくなって、僕にチャンネル権がなかったのが大きいかな?

で、久しぶりにつけたら全然映らない。

アンテナがどうとかなんか書いてある。

よくわかんないけど見れないものは仕方がない。

僕はテレビを処分することに決めた。

 

家電リサイクル法でお金払って、テレビを捨てる。捨てるのにも金がかかる。嫌な時代だ。

で、NHKふれあいセンターに電話した。

解約したいんですけど、って電話したら、少々お待ちくださいって言われて。

しばらくして災害の時とか困るでしょうなんて言われた。

 

なるほど。確かに311の時、停電して困った。隣の踏切はずっとカンカン鳴りっぱなしになってるし、おかげで抜け道になってる家の前には、開かない踏切を待って車がズラッと並んでるし、道路誘導しながらなんでこんなことせなあかんねん。なんて思ってた。

でも、NHKはその時、糞コロガシほどの役にも立たなかったのだ。

何しろ電気が使えない。

テレビなんてただの黒い板になってた。

まあね。災害を傍観するには便利かもね。

だけど当事者にとっては、なんの慰めにもならないよ。

 

で、解約の旨を伝えた。

すると、他に受信機器がありますか?っていうから、Macはあります。と、的はずれな気がするけど言ってみる。あとガラケーも。カーナビはあるけど、旦那さんしか使ってないし、旦那さんは・・・という話を何分かして、じゃあ解約しますので、テレビのリサイクル券をコピーして送ってくださいと言われた。

で、コピーできなかった僕は、めんどくさいからそのまま送っちゃった。たいていの企業は間違ってたら返してくれるし、大手のNHKなんだから大丈夫だろうと思って。

 

そしたらさ、マジで帰ってこないの。

いや、他に何に使うものでもないけどさ。

せっかく3千円もした紙切れなのに、帰ってこないと知って僕が思ったことは。

やっぱNHKってクソだわ。

社員年収1700万もあるくせに、三千円の紙切れ一つ返して来ないとは。

いやコピー取れって言われたろ。

というわけで、原本を送った僕は、返してもらえませんでした。

 

金に汚いから儲けがあるわけで、金に汚いから、年収が高いわけだ。

金に汚いから。大事な事だからね、3回言いました。

公共放送って何?濡れ手に粟の視聴料で、安倍の利益を支えること?

NHKは今、緊急放送のテロップまで、安倍政権に指示されて出してるそうですよ。

この時間に、この内容で、みたいな。

東京MXのモーニングクロスで、司会の堀さんがにこやかに言ってた。

元同僚から聞きました。やめて良かったです。だって。

 

法律は、自分できちんとそれが何であるのか考えないとね。

昔、まだ電波がなかった頃に、電波のインフラ料を金持ちから取るために作られた法律なんだよ。

とっくに形骸化してるものをいつまでも払わされてちゃ、そりゃあ年収1700万にもなるわ。

というわけで、みんな、NHKを解約するときは、リサイクル券のコピーを送ろうね、というお話でした。

脳梗塞の経緯1

昨年6月に脳梗塞を発症したので、その経緯とか、他にも色々?

 

まず、僕は高血圧だ。

いつなったのかは分からない。

数年前から旦那が間質性肺炎にかかり、休職して退職して、家で看病?して、何もできないままとうとう彼は亡くなった。

指間を抜ける砂のように、為すすべもなくすり抜けていく、彼という時間。

僕は何もできなかった。

 

その間、子供は不登校になり、原発は爆発し、実の母も亡くなった。

ペットも2匹死んでしまった。弟も誤認逮捕されて、殺人罪の濡れ衣を着せられるところだった。詳しく書くと、もう2,3本ブログ書けちゃうんで、この話はここら辺で。

後々書くかもね。

 

いやープレッシャーですねぇ。泣いていいですか?

俺って結構不幸じゃね?他人に自慢できるぐらいには悪いことが重なってね?

それで原発事故、地震の次ぐらいから僕はモニタリングポスト睨んでて、政府が大丈夫って言ってるテレビやラジオはまるっと無視して、pcに寝ずに張り付いてたんですわ。

 

で、結局。

このアンラッキーラッシュが一息ついた頃、旦那の働いてた会社から打診があって。

仕事しない?うちで。時給900円でどう? 

なんて聞かれて。時給なんてよく相場も知らない僕は、そのままパートで働いたんだ。

 

でもさ。工場の現場で結構肉体労働で、子供に飯も作ってやれない。

危険を知りつつ、外食を重ねる僕。最初は喜んでた子供達も、そのうち家で作ってよーとなって、早々に収支が合わなくなってしまった。

入ってくる金より、出て行く金のほうが格段に多い。

 

でも働かなくちゃ。この時の僕はまだ頑なで、学校は行くもんだ。仕事はするもんだ。と、思ってた。昭和頑固親父の妻でしたからね。だって、第二次ベビーブーム世代って、そういうリーマンになる教育受けてたじゃん。男も女も。

新人類と謗られながらもさ。

 

で、気づいた。あれ?これ僕、ワーキングプアってやつじゃね?

子供の絵本(五味太郎)に出てきてたやつじゃん。

で、働いて、ある日会社で倒れて。

シックハウスらしい。

LIXIL入れて、壁紙張り替えたせいかも?

 

で、1日入院する羽目に。

その時測った血圧が、294/168で、なんだかすごく看護婦さんが慌ててた。

僕ニトロなんて薬、初めて飲んだよ。甘いんだねぇ。

これが小説で読んだニトロかぁ。なんて思いながら、血圧が高いこと、降圧剤が必要なことなどを説明された。

うーん。思い当たる原因はありすぎて特定できない。

 

まず、数年単位で続いた寝不足。

母の家系が高血圧だった。

体重が80kgもある。

原発放射能でも高血圧患者が増える。血管を傷つけるから。

子供が男の子。しかも二人。

まあ一番やばいのは、被曝だな。

 

で、薬を飲みながら会社に行ってたんだけど、お金がなくなって仕事ができなくなっちゃった。趣味みたいなもんだからね。生活を支えられないからさ。

で、引き継いで、仕事を辞めたんだけど、パートなのに守秘義務の誓約させられた。

口止めになる金額もらえてないのに、こんなやっすい仕事で口止めかよ。なんて思ったけど口にはしなかった。喧嘩したって得にはならないだろうしね。

 

で、2月にようやく辞められたんだれど、職場に近かったし田舎の病院なので、ダイエットしろと煩かったのもあって病院を替えることにした。

近くには泌尿器科しかないので、そこを受診。

知らなかったんだよ。泌尿器科は男性が行くなんて。

 

そこで薬をもらいながら目の調子が悪くなったので、軽い気持ちで読んでた目の本の医者が腕がいいってんで、物見がてら美術館もあるっていう深作眼科に行ってきたのさ。そこで、目の血管の写真を撮ったら、動脈硬化が進んでるから、目より先にそっちの治療をって言われて、そこはそれっきり。なぜなら、紹介状をもらって数回通ったうちに、脳梗塞で入院しちゃったからさ。

 

 

経緯

 

6月の終わりに左半身が動かなくって、救急車を呼んで歩いて乗ったよw

数日前から喘息が起きて、その喘息と一緒に体が麻痺した。

僕の家族は長男と次男、ペットが数匹。

下の子がヒッキーなので、動かない肩を揉んでもらう。治らない。

動いたり動かなくなったり。

TIA?

そんなの知らないし。

で、近所の救急病院に搬送してもらった。

 

全然知らないトコ。

どこだよここ?とか思いながら、MRIだかCTを受けて、夜中に眠そうな医者が、

「なんともないですねー。薬出しときますから、薬局で薬もらって帰ってください。」

エェー???

確かにその時は10分ほどして動いたけどさ、でもなんかあるんじゃないの?

帰れって、ここがどこかも分かりませんが? 

 

ケアの悪さに驚愕しながらアスピリンをもらって、明日飲めばいっかー、と何処とも知れない真っ暗な真夜中の道路を子供と歩く。ヤブと道路しかない。医者もそんな感じだし。付き添いで同乗してた19歳の長男が、

「ここ知ってるー。〇〇ん家の近くじゃん。」とか、僕の知らない友達の名前を言う。

いや、僕知らないから。お前の友達多すぎだからわかんないよ。もっとも僕は、人の顔に関しては、毎日顔を合わせてる人も覚えられない驚愕の記憶力。

プルトニウム239とかなら、すぐに覚えられるのになぁ。

 

長男は友達を選ばない。リアルで100人いるようなタイプ。人を選びたくないんだと。

友達って、選ぶものらしいよ?と、コミュ症で友達のいない僕が彼に言うと、彼は僕を心底軽蔑しきったような目で見おろして、僕は選びたくないんだ。と。?。ふーん。

そういうものなんですかねぇ。

ボーイスカウトに入ってたから、あちこち自転車で行った経験もあって同行するときは頼りになる。なにしろ僕と下の子は超方向音痴だから。

 

ただし、奴に道を聞くのはNG。

「ああ行って、右に曲がって、こんな感じでガーって。」

んなのわかるか。イナイレかよ。

とにかく彼が

「昭和中のあたりだよ。」

ていうから、見当がついた。

 

実際、川のあたりに来て、ようやく見覚えのある景色に。

おお、商店街がある。

そして無事に家について、疲れて寝た。

 

次の日、もっと大変な目にあうとも知らずにね。