時航船

気まぐれに思った事を、時系列も気ままに書いてみる。

脳梗塞の薬

脳梗塞になってバイアスピリンを飲むことになった。

アスピリンの歴史は古く、その会社もまた大きく古い。

なんて話は他のサイトでより詳しく読めるだろうからしなくていいよね。

バイエル社の悪行についても今はいいや。

 

バイアスピリン100mg。

1日一回、1錠だけ飲む。

 

低容量アスピリンは高濃度の時とは作用が異なる。

頭痛に効くのよりずっと少ない量で、血流の改善を促すそうな。

アスピリンは古くからあり、多くの人を救い、多くの人を殺してきた薬だ。

柳の木の皮から生まれたらしいこの薬は、その濃度で薬効も変わる。

 

今回僕は、この薬がダイエットに効果があるかもしれないとだけ伝えたい。

内臓にダメージを与えることで有名なアスピリン

これが胃に優しくなった。

つまりそれは、腸に厳しくなったということ。

薬はどこかで溶けなくてはならない。

前は胃で溶けた薬が、今は腸内で溶けるように改善されている。

だからバファリンは半分優しくなったんですかね。

 

腸溶剤に変わって、何が変わったか。

腸内細菌がダメージ受けてるっぽい。

おかげで大してお腹が空かなくなった。

今まで僕は80kgあって、1日一食にしても、完璧な食事の本を読んでコーヒー飲んでも痩せなかった。

僕は僕の腸内細菌をハックできなかった。

時間が経ってもお腹がすいて仕方なくって、炭水化物をたくさんとって、それでまたお腹がすいてた。

ところが、今、炭水化物をたくさん取らなければ、空腹は抑えられる程度になった。

一年かけて15kgも落ちた。

これは決して羽生病院がメシマズだったせいではない。いや、どんぶりいっぱいのおかゆとか、普通に無理だろ、健康でも完食できねぇよ。それ以外は普通に美味しかった。

他の人が作ってくれた食事食べて、髪も洗ってもらえてリハビリでマッサージしてもらって、あとは寝てるだけ。ここってなんて天国?みたいな病院でした。ええ本当に。

その節は本当にお世話になりました。

最初は病気のせいで脳の空腹中枢に支障が出たか、構音障害の出るほど口の中が動かないので食事が億劫になっただけかと思ったけど、それらが改善しても、痛いほどの空腹感はなくなった。制御できるようになった。

 

あんまりご飯やパン、麺を食べるとまたその時だけお腹がすいちゃうけど。

アスピリンを飲むと、そのはらへりが緩和しちゃうのだ。

これはあれだ。きっと、腸管にダメージを与えるような薬が、細菌どもにも効いたのだ。きっと。

国内でアスピリンのダイエット効果はほとんど知られていない。記事も海外のものばかりだ。だからあんまし信用してなったけど、ここに断言しよう。

低容量の腸溶アスピリンは、腸内細菌の数を減らし、耐え難い空腹を抑える場合がある!

と。

炭水化物を摂ると、特定の腸内細菌(主にフィルミクテスと言われている)が増殖し、彼らが空腹になると、人の空腹中枢を刺激する信号を勝手に出しちゃうのだ。

だからお腹がすく。激烈にすく。耐え難いほどに。

ポイントとしては、ここで炭水化物以外を食べる。彼らに餌をやってはならない。

すると彼らは数を減らし、信号を出す奴らが減るとお腹がそんなに減らなくなる。

最終的にはダイエットがつらくなくなる。つまり痩せる。

 

うまく効果的に使えば、ダイエットが楽になる。

空腹の痛みがなくなるから。

これすげー。